セキュリティとか運用とか…技術や話題など思いつくまま
昨日まで三日間、島根県松江市で、CSS(コンピュータセキュリティシンポジウム)2012およびMWS(マルウェア対策研究人材育成ワークショップ)2012が開催されました。
コンピュータセキュリティシンポジウム2012 (CSS2012)
マルウェア対策研究人材育成ワークショップ 2012 (MWS 2012)
開催趣旨は、コンピュータセキュリティに関する研究者や先端技術者、それを目指す方々の発表や交流のための会議です。
MWSに関しては、当所はマルウェアの解析に必要となる検体(マルウェアそのもの)の入手が難しく、国の外郭団体が大規模な活動で取得することができた検体を提供いただいて、それを元に解析を進めていくための意見や技術交流のために興されたものとお聞きしました。
当方は、MWSに関係する講演やマルウェア解析にチームで取り組むMWSCupのインターネット中継の係として参加させていただきました。
当係はもうお一人いらっしゃり、その方と共同で対応を行いました。
インターネット配信に関しては、初日、二日目と問題を抱えながらの配信で、品質に難がある所が多々あったかと思います。
一緒に対応していた方と二人緊張し続けの日々でした。
最終日は午前のみの開催で、マルウェアに感染した際のインシデントレスポンス(初動対応)としてのコンピュータ解析のハンズオンを中継させていただきました。
この日は配信の環境も良くなり、安心して配信を行うことが出来ました。
今回CSS&MWSに初めて参加させていただきました。
自分の職種に直接繋がるものでは無いのですが、自分の立場や技術でも得るものがありました。
まだその得たものをビジネスにどう展開し、繋げていくかといったスキームはできていないのですが、最先端の難しい技術を一般社会へ繋げる役目が必要だと感じ、それをやらなければ再認識いたしました。
そのほか多くの方々とお会いする事ができ、とても良い機会に巡り会えました。
地元にいながらにして、こういった機会に巡り会えたのは本当に幸運でした。
参加費用が決して安い金額では無いですし、自分の実務に直接繋がる部分ではないため来年以降の参加は難しいと思います。
しかしながら、こういった最先端の研究や最先端で活躍されていらっしゃる方々の話を伺うことの重要性も感じました。
関係者の方々、発表された方、参加された方ご苦労様でした。
当方、初めてでいろいろご迷惑をお掛けしたと思います。
経験できたこと実務や勉強会活動、ほかその他に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。