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Windowsパソコンの更新の計画はお早めに

Windows8がついに今週の金曜日10月26日に発売開始されますね。
新しいパソコンにプリインストールされているモデルについては、既にいくつかのメーカーから発表されていて、早速購入を決められた方もいらっしゃると思います。
新しいOSとなるわけですが、ビジネスの場面では検証が終わってなかったり、サポート体制などの問題から当面Windows8の採用は見送られていろところも多いと思われます。
結果として、当面利用されるOSはWIndows XPかWIndows Vista、Windows 7になると思われますが、気になるのはいつまでサポートがされるかと言うところでは無いでしょうか。

Microsoft社は出荷されている製品のサポート期間についてポリシーを定めています。
このサポート期限ををサポートライフサイクルと呼び、下記のページで公開しています。
サポート ライフサイクル - 製品一覧
サポート ライフサイクル - 製品一覧

たとえば、Windows XPのところをクリックすると、Windows XPについてのサポート期限が確認できます。
WIndows XPについては、メインストリームサポートは終了し、延長サポートが2014年04月08日と書かれています。

メインストリームサポートがいわゆる通常のサポートの事を指します。
製品発売から5 年間、か次期製品(XPならVista、Vistaなら7のこと)の発売から 2 年間のどちらか長い方が期間になります。
延長サポートとは、メインストーリムサポート終了後、セキュリティ以外の修正プログラムサポートなど一部のサポートをのぞいて提供されるものです。

本来延長サポートは、ビジネス製品(たとえばWindows XP Professionalなど)に適用され、家庭用製品(たとえばWindows XP Homeなど)には適用されず、ビジネス用製品の方が同じOSシリーズでもサポートが長いという条件でした。
しかしながら、世の状況を反映したのか何らかの理由でWindows XP、Windows Vista、Windows 7すべて家庭向け製品も延長サポートが適用されることに変更となりました。
特にWindows Vistaについては家庭向け製品のサポートは、今年2012年4月にメインストリーム終了と同時にサポート終了の予定でしたが、終了直前に延長サポートも適用されることに変更となり、更に5年間サポートが続くことになりました。
これらライフサイクルのポリシーなどについては下記ページで詳細が確認できます。
ライフサイクル ポリシー FAQ

※上記は無償のサポートについての内容です。Microsoft社と有償でサポート契約を結ばれた場合は条件が異なります。

サポート期限を過ぎるとセキュリティ問題や脆弱性が見つかっても更新情報は提供されません。
脆弱な点を対象とする攻撃があったとしても保護が出来なくなると言うことになります。
インターネットに接続するパソコンなどは当然不適切な状態になりますし、近年閉域なネットワークほど危ないと言われています。(その理由などはまたの機会に)
一般な利用を想定すると、サポートが終了したOSは利用しないのが良いと思われます。

最も近いところで終了を迎えるのはWindows XPですね。そして最も多く利用されている状況と思われます。
延長サポートが2014.04.08に終了します。つまりあと1年半使えると言うこと。
逆に考えるとあと1年半のうちにWindows Vistaや7、8に買い換えをしなければいけません。(Vistaという選択肢はもう無いのも同然ですけど)
個人や1,2台ならともかく、企業のパソコンとなると更新の費用は、決して無視できる金額では無いと思われます。
いまのうちに少しずつ更新をしていくか、来年度の予算などに更新費用を組み入れるなど、費用面についても考え始めないといけないと思われます。

プロフィール

某社でのiDCの運用管理や情報セキュリティ活動を経て、個人事業起業後は情報システム構築・運用や情報セキュリティサポートをさせていただきました。
2013年4月にファーエンドテクノロジー株式会社に事業統合いたしましたが、やってることは同じで、毎日新たなシステムの構築やシステムの管理、情報セキュリティサポートをさせていただいてます。
本ブログでは、情報システム部門を自社においていない、特に中小企業の情報システム運用者(おそらく兼務?)の方に向けた情報を提供したいと思ってます。

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